教員紹介

各専門分野を担当する7人の教員が在籍しています。

教授植山 俊宏UEYAMA Toshihiro

国語科教育

担当授業:
国語教育概説,国語科教育特講,国語科教育演習,
初等国語科教育,中等国語科教育 など

自己紹介

小学校・中学校・高校の教材についての分析方法を研究しています。主に説明的文章・評論文を扱うことが多いのですが、文学作品教材も取り上げます。

また作文や俳句、短歌の創作方法やその授業方法についても取り組んでいます。よく実践現場に出かけて俳句や短歌の授業をしています。
その他国語教育の歴史についても専門としており、特に戦後の日本の国語教育がどのような道をたどってきたのかを見極めようとしています。

なお、学生と週一回程度短歌会を開き、楽しむことも続けています。また実践現場の先生と研究会を持ち、互いに磨き合う機会ももっています。

メッセージ

国語教育という専門分野に該当する高校までの教科はありません。皆さんは常に国語を教わる側でとらえてきたはずです。ですから大学に入って初めて教える側から国語教育を考えることになります。

国語の教師がどのような準備をし、そのような考えで授業を行うのか、その背景にあるものは膨大でかつ複雑です。なかなか届きにくいと感じることが多いと思われます。しかし、「蟻の思いも天まで届く」です。
地道に一つ一つ身につけていけば優れた国語の教師を目指すことができます。

准教授寺田 守TERADA Mamoru

国語科教育

担当授業:
国語教育概説、初等国語科教育、中等国語科教育Ⅱ、Ⅲ、
国語科教育特講A、B、国語科教育演習 Cなど

自己紹介

小学校・中学校・高等学校の国語科教師を目指す学生たちに授業を行っています。言葉を仲間と学ぶことは楽しいものです。楽しさとやりがいを国語科の授業で実現するためにはどうしたら良いのか、というところに力を注いで講義を行っています。

研究では、教室で文学を読むことの意義と方法について、理論と実証(調査、実験授業など)の両面から考えています。「みんなで本を読むと楽しい」という点に狙いを定めて研究を行っています。
読者反応理論や英語圏の母語教育の動向を手がかりとしながら、日本型の学習指導法の開発を行っています。

最近は映像を<読む>行為にも関心があり、メディア・リテラシー教育にも手を伸ばしています。

メッセージ

国語科教師を目指す学生達と話をしていると、高校時代の読書経験がよく話題にのぼります。「友達と定期テストの対策をしていると勉強そっちのけで作品の解釈に盛り上がった」という話をよく聞きます。
だから文学が好きだ、と言うのです。私はこの辺りに読むことの学びの大切な核があると考えています。読んでいる間に浮かんできた思いを言葉にして伝えると、反応が得られ、面白さを感じます。

読む経験を共有することでしか伝えられない学びが確かにあるように思われます。仲間と学ぶことで感じる楽しさややりがいについて一緒に考えていきましょう。

講師中俣 尚己NAKAMATA Naoki

国語学

担当授業:
国語学概説,国文法論,国語表現論,小学校教科内容論(国語),
小学校国語科教材論 など

自己紹介

日本語について研究をしており、特に現代日本語の語彙・文法・意味の関係についてコンピュータを駆使して調査をしています。

私たちの日常生活の言語使用は、本当のところはどうなっているのか、というのを大量のデータを元に考えています。元々は国語よりも英語が好きで、日本語教育にも携わっていました。そのため、世界の言語と比較して、日本語はどのような言語なのか、という視点で研究しています。

メッセージ

これまで、文法というものは、学者の頭の中で考えられ、それを記憶するものでした。しかし、インターネットの発達は、誰でも簡単に言葉について調べることを可能にしました。ぜひ、自分なりの問題意識をもって下さい。

文法というと、どうしても品詞とか活用とかいった話になりますが、私自身はそういうカタッ苦しい話は好きではありません。もちろん、基本は押さえる必要がありますが、授業でも、これまでの常識にとらわれずに色々なことを考えて欲しいと思います。
常識を疑うこと、安易に「正解」を信じないこと。これらがなければ人類の発展はなかったでしょう。

教授宗雪 修三MUNEYUKI Shuzo

国文学(古典)

担当授業:
小学校教科内容論国語,古典文学演習,国文学演習B,
古典文学特講,国文学概説,国文学特論II,
国語科教育教科内容論IV

自己紹介

『源氏物語』を中心とする平安朝物語文学および平安朝女流日記文学について研究しています。

授業では、中学・高校での指導に対応できるように、古典文法・語法について厳しく追及してゆきますが、最終的に目指す地点は豊かな文学的感性です。

メッセージ

平安時代の人々はいつも死と隣り合わせで、死を意識して生きていました。そういう中で熱い恋の思いを交わし合っていたのです。そんなビミョーな部分を、僕と一緒に学んでみませんか?

准教授天野 知幸AMANO Chisa

国文学(近・現代)

担当授業:
日本文学,国文学特講,近・現代文学特講,
小学校教科内容論(国語), 小学校国語科教材論 など

自己紹介

戦後文学の研究をしてきましたが、最近は、日本をGHQが占領していた時期に行われていた検閲の実態や、その時期の表現の特徴について考察しています。

授業では、私自身の研究成果についてもお話しますが、将来、教壇に立ったときに役立つよう、日本近現代文学に関する専門知識や文学作品の解釈方法について広く講義しています。

メッセージ

一度、読んだことのある文学作品でも、ことばを追いながら丁寧に読んでみると、新たな意味が浮かび上がってきたり、これまで感じていなかった疑問に出会うことがあります。

そして、刺激された知的好奇心をもとに、調べ、考え進めてゆくと、また新たな理解に辿りつくことがあります。(それは実に心躍る瞬間です!) こうした〈疑問の発見〉と〈知の獲得〉を楽しみながら主体的に行えることは、大学で学ぶことの大きな魅力ですが、「ことば」をめぐってそれを反復することで、国語教師としての感性も磨かれると思います。

学生の皆さんが高い専門性を獲得できるよう、また、知の世界の広がりやその喜びを感じてもらえるよう、私自身、常に考え続ける存在でありたいと思います。

教授谷口 匡TANIGUCHI Tadashi

漢文学

担当授業:
中国文学,漢文学概説,漢文学特講,漢文学演習,
小学校国語科教材論 など

自己紹介

中国古典について唐宋代の散文文学を中心にその表現やジャンル(文体)の視点から研究しています。また最近では『史記』が伝記文学として後世にどのように影響し、展開したかにも興味をもっています。

国語教育の方面では、漢文の指導法や教材の開発などを行い、漢文学における専門的な研究成果を国語科の授業でどう生かせるかを考えています。

メッセージ

受験勉強の反動もあったのでしょうが、私が高校から大学に進む時に考えたのは、大学では4年間、次のステップである就職とは全く関係のない勉強をしようということ。

そこで選んだのが文学、しかも中国の古典という分野です。就職での有利不利などを考えず、純粋な興味からの選択でした。もっとも結果的には仕事に直結してしまったのですが、それとは関係なくこの選択は正しかったと思います。どのような領域であれ、大学で真剣に学んだ知識は血となり肉となってその後の人生に活きてくるはずです。

私の場合、学生時代に中国古典の読み方を恩師に習ったことが、今の仕事と繫がっていることとは別に、生きていく上での大きな支えになっているような気がします。

教授浜田 麻里HAMADA Mari

日本語教育

担当授業:
児童生徒のための日本語教育論A/B,日本語教育論,
第二言語習得論,国語学特講,国語音声学,国際教育論 など

自己紹介

グローバル化の進展する中での日本語教育について考えています。
最近は、日本語が母語でない子どもたちの学校での指導や受入、対応する教員の養成などについて研究しています。

また、地域の外国人支援ボランティアの人達との協働にも取り組んでいます。

メッセージ

ことばに関わっていこうとする皆さんには、広い視野に立ってことばの学びや教育を捉えてほしいと思います。「広い視野」を手に入れるための一つのヒントは、外から見ること。国語の教育について考えるとき、いろいろな国の言語教育のあり方や、外国語としての日本語という観点から得られるものがきっとあると思います。

もう一つのヒントは、社会的文脈においてことばがどのような役割を果たしているのかを考えるということ。ことばは、人を感動させること、傷つけることもできます。ことばのもつ力が、人を抑圧することも、人に力を与えることもあります。
遠く離れた人々や、過去や未来の人々とつながることも、ことばによって可能になります。

ことばと豊かな「つきあい」をしていくための土台作りを、これからしっかりとしてほしいと思います。



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